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ダイバーシティ『女性躍進の現在と今後』

(株)セブン&アイ・ホールディングス
セブン&アイグループ
ダイバーシティ推進プロジェクトリーダー

 

(株)セブン‐イレブン・ジャパン
取締役常務執行役員 秘書室長

藤本 圭子 氏


セブン&アイ・ホールディングスは、コンビニエンスストア、総合スーパー、百貨店、専門店、金融サービス、ITサービス事業など、多様な業態を展開する流通サービスグループである。同社は、経営トップの強い牽引により女性の活躍を推進している。自らも執行役員となり、ダイバーシティ推進プロジェクトのリーダーである藤本氏に話を伺った。

「内閣総理大臣表彰」を受賞

 女性の活躍推進に、受賞が励みに

 ―まず、貴社がダイバーシティを推進する目的を教えてください。

 少子高齢化や労働人口の減少など、多様な社会の変化に対応することで、企業の競争力を強化し、企業価値を高めることを目標にしています。

 社員が十分に活躍できる職場環境をつくることで、その潜在的な能力を引き出し、従業員満足度を向上させ、継続的な競争力強化に繋げられると思います。

 小売業の場合、お客さまの7割は女性です。特に女性を戦力化することで、店舗運営や商品開発に女性の視点が活かされ、お客さまのニーズにも対応できるようになる。この連鎖が、企業としての競争力アップとなり、好循環が生まれるのです。

 具体例としては、来店するお客様の8割が女性である埼玉県所沢市の西武所沢店で、3年前から女性中心の店舗づくりを始めましたが、売上高を増やし、会議や残業時間が半減する効果が出ています。


 ―2006年、鈴木敏文会長が社外に向けて、女性役員の増員を発表したことが、女性活躍推進の契機になったようですが。

 はい、その前にもパート社員から役員になった女性がおりましたが、「2割以上の女性役員を誕生させる」と具体的な数値を発表したことは、社内外にインパクトを与えました。

 当初は、2015年を目標に女性管理職20%を目指していましたが、1年前の14年に目標を達成したため、いまは16年の目標を30%に上方修正しています。


 ―今年1月「女性が輝く先進企業表彰」で『内閣総理大臣表彰』を受賞されましたが。

 グループが一丸となって女性の活躍を推進してきたことが、評価されたようです。「女性の活躍に関する情報開示」や、「女性の管理職への積極的な登用」等が認められたものと思います。たしかに弊社の役員・管理職比率が、業界平均を大きく上回っておりますので。


 ―女性活用について重要なこととは。

 まずは推進体制づくり。そこから課題を洗い出し、目標数値を設定し、施策の実施と改善を行います。KPI(重要業績評価指標)を設定して、PDCAサイクルを循環させることが女性登用には重要です。


 ―ダイバーシティ推進プロジェクトとして、管理職向けの活動内容を教えてください。

 当社では、コミュニティ・セミナーを通して、グループ全体の風土醸成(マインド醸成、意識改革)を目指し、さまざまな活動を行っています。

 まず、管理職向けセミナーDMS(Diversity Management Seminar)として外部講師を招き、管理職の意識変革を図っています。多様な人材を活かせる上司を育成し、企業競争力に繋げていこうというものです。

 また、女性管理職のネットワーク作りのため、WMC(Women,s Management Community)を立ち上げました。本部周辺に勤務する課長や部長相当職の女性を対象に、グループ会社の女性社長の講演や組織マネジメントの講演、マネジメントをする上でのスキルアップセミナー、キャリアビジョンに関するディスカッション等を行います。


 ―管理職以外の方々には、どのような活動をしていらっしゃいますか。

 当社では「ママズ・コミュニティ」と呼んでいるのですが、子育て中の社員を対象に、昼休みを利用してディスカッションの場を提供しています。

 これまでに取り上げたテーマには、「育児と仕事の両立で工夫していること」「産休前・育休前・復職後の会社とのコミュニケーション」等があり、ネットワーク内で相談相手を見つけることにより、仕事継続にも繋がっています。また、ママ目線のモニタリング実施により、商品開発にも貢献しています。

 管理職も含めた男性向けには、「イクメン推進プログラム」があり、男性の育児参加促進を図っています。主に小学生までの子供を持つ男性社員が中心となり、「育児・家事参加状況の共有、参加できない理由」等、他の人の話を聞いたり悩みを話し合ったりしています。「パパ力」アップにもなっているようです。

 また、社内報やDVD等で、育児をしながら活躍する女性社員の姿を広く紹介するようにしています。これは、育児中の女性社員の昇進意欲も高まり、育児期でも役職者として活躍する女性の増加に繋がっています。

 ―藤本さんは、秘書職から取締役執行役員になられましたが、これまでのご苦労や今後の抱負についてお聞かせください。

 入社2年目で、トップの鈴木敏文の秘書になったときは重責を感じました。鈴木は、仕事にはとても厳しく妥協を許さない人です。

 それは、「当たり前のことを当たり前にする」という一貫した経営姿勢からくるのですが、この姿勢を貫き通すことの難しさを身近で学ばせてもらえたお陰で、困難なことでも立ち向かおうとするマインドを、私も少しですが身につけられたような気がします。

 今後は、女性活躍推進という言葉を使わずとも、誰もが活躍できる職場環境を確立していきたいと思っています。

週刊「世界と日本」2015年3月16日 第2049号より

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