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一味清風

 以前、国税庁に奉職していた時のことである。日韓の税務当局の相互交流が行われていて、先方から韓国国税庁の幹部が来日した

▼国税の悩みはどこでも同じようなもので、納税に非協力な団体への対応とか、富裕層の所得の国外移転とか、公平な課税を実現するには何を考えていくべきかというような議論があった

▼歓迎夕食会でだいぶ打ち解けた頃、先方の代表から、日本の国税はいいですね、羨ましいという発言があった

▼そんな風にいわれたことはこれまでなかったので思わず聞き返すと、日本では政権が代わっても国税の幹部が逮捕されることはないですよね、韓国ではまず検事総長と国税庁長官が逮捕されるんです、との答えであった。その時あらためて公務員の政治的中立性ということを思った

▼先日、新天皇の即位の式が挙行された。天皇の存在が日本社会の安定にどれほど寄与しているかをつくづく考えさせられた。

(舩橋 晴雄)週刊「世界と日本」第2161号

 

 本紙前号の木村汎・北大名誉教授の『プーチンは何を考えているのか』は、独裁政権の本質を見事に突いていた

▼ロシアのプーチン大統領だけではない。中国の習近平主席も北朝鮮の金正恩委員長も、皆同じ特性を持つ。その地位から平和裡に降りる道はなく、いつも生き残りを至上目的とする宿命下にある

▼トランプ米大統領だって、外交政策は全て来年の再選を目指したものだ。だが民主政権下では落選しても命まで奪われない。しかし現職中に粛清を繰り返す独裁政権下では、失脚即生命の危機となる

▼金正恩は兄や叔父という肉親まで殺害した。プーチンも習近平も強権的統治で無数の政敵を葬った。木村教授の言葉を借りれば、彼らは英語で言うサバイバー(生き残り者)ではなく、何が何でも生き残ろうとするサバイバリストだ

▼米ソの核対立が先鋭化していた時、独裁者は核のシェルターに頼ってでも、自分だけは生き残ろうとした。

(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2160号

 

 この度の台風15号による千葉県の広域停電の長期化、ようやく復旧したようだが、長い間不便な暮らしを余儀なくされた方々には、心より御見舞申し上げます

▼ツケが回るという言い方があるが、今回の問題も、いくつかのツケが回ってきた結果と見れなくもない。第一に多数の倒木が復旧の妨げになったが、これまで森林を金にならないという理由で荒れるがままに放置してきたというツケ

▼第二は電柱が8千本も倒れたと報道にあったが、これまた金がかかるという理由で電柱の地中化の推進を怠ってきたというツケ

▼第三は台風の多発やその破壊力の拡大には地球温暖化がその遠因をなしているが、これまた脱炭素社会への移行には金がかかる、わが国だけで解決できないなどの理由でこれに真剣に向き合ってこなかったツケ

▼折しも国連の「気候行動サミット」で16歳の少女の訴えが世界の注目を集めた。彼女は私たちにツケを回すなといっているのだ。

(舩橋 晴雄)週刊「世界と日本」第2159号

 

 日韓関係は末期症状だ。近隣国は元来角突き合わせが多い。インドとパキスタン、英国とアイルランド、ロシアとフィンランド、米国とメキシコ等々

▼宗教、歴史などの違いがご近所だと余計角立つが、日韓は国民性の差も大きい。片や島国的に和を尊び、もめごとも「水に流す」ことを好むが、相手は厳しい歴史の上に積み上げられた執拗な恨(はん)の文化で、「和解や癒し」には馴染まない。過去の事象もすべて現在の価値基準で斬って恨むという近視性も持つ

▼人生を平穏に全うした大統領がほぼいないほど政争も激しい。曺国氏の法相任命も国際協定無視に連なる。現政権の北への共感も、対日の恨を促進する

▼某週刊誌のように彼らの未成熟ぶりを徹底してコケにするのは簡単だが、一部の感情的反発に謝罪して引っ込めたのはお粗末の極みだった

▼屈せず、同じず、腹を据えて世界に信じるところを強力に発信をすることが肝要だ。

(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2158号

 

 この夏の課題図書という訳ではないが、今年はスペインの作家、ミゲル・デ・セルバンテスの『ドン・キホーテ』を読んだ。岩波文庫版で前篇後篇合わせて6冊、かなりの長編である

▼誰もが知っている風車に突進する話は、開巻早々に出てくるが、こんな無鉄砲な話が次から次へと繰り出される訳ではない

▼むしろ至るところに、人生論、処世論など、人はいかに生きるべきかを考えさせる作品なのである

▼あらためて見直したのは、農夫サンチョ・パンサである。善人だけれども少々頭の弱い人間だという設定になっているが、読み進めると次第に賢人に見えてくる。それはセルバンテスがサンチョの言葉の中に、それぞれの状況に合った様々なことわざを的確に埋め込んでいるからである

▼ことわざは民族の叡智の結晶である。日本語が乱れ、ことわざが使われなくなることは、民族の知的レベルが低下していくことである。

(舩橋 晴雄)週刊「世界と日本」第2157号

 

 米民間機関の最近の調査では、アジア各国指導者への信頼度で安倍首相は61%と他を圧したという

▼しかし日米経済協議や対イラン有志連合構想への帰趨次第で、安倍外交がトランプ大統領得意の揺さぶりにどこまで耐え、それが米国内の安倍支持率にどう影響するか

▼湾岸戦争で日本は米国要請の派兵を断った。その結果、カネを思い切りふんだくられ、しかもどこからも感謝されなかった苦い経験を持つ

▼今は日本の国際的地位も格段に向上し、米の指導力も低下しているが、泥沼の日韓対立でも対北交渉でも、米国をやはり一番頼りと期待する日本だ。だがトランプ外交は、日本の「甘え」を容赦なく突く可能性を常にはらむ

▼世界覇権の長期的な帰趨がからむ米中対決など日本が直面する諸課題。米国とは協調する一方で距離も取り、国際協調に独自性を出すという道は簡単ではない。戦後の総決算的意味合いも持つという自覚が必須だ。

(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2156号

 

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