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一味清風

 米中の覇権争いは今年も激化するのは必至だ。特に優位が覇権に直結するAI(人工知能)面で、両国の死闘は続く
▼派生技術の一つ、顔認証と監視カメラを連動させた中国政府の「人民監視システム」が注目を浴びる。昨年の人気歌手コンサートで、数万人の観客の中から指名手配犯60人が割り出され、逮捕された。英BBC放送の記者が試みに実験台になってみたら、遠隔地で「相似率88%」として捕まった
▼いみじくも「天網」と呼ばれるこのシステムでは、全土に1億6千万台配置されたカメラが、20年までに6億3千万台になるという
▼中国では、16歳以上は身分証明書作成が義務で、全人民の顔写真が政府の手にある。これをベースに、個人の社会行動や金融がらみの情報も一元管理される
▼人権保護が優先する他の先進国と違い、中国はビッグデータ収集に有利だ。英作家オーウェルが昔書いた全体主義国家の未来像が、今実現しつつある。
(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2141号

 

 今日、私たちが抱える問題の一つに、未曾有な言葉の氾濫ということがある
▼私たちは新しい言葉に感動している暇はない。言葉の氾濫が、一方で言葉の貧困と言葉への不信を、これほどまでに増幅させている時は、今までになかったのではないか
▼この状況が背景にあるせいか、言葉に対する責任、発言における責任感の喪失という現象が、政治家・官僚・ジャーナリストによって多弁症状よろしく生み出されて久しい
▼誰も本気で吐かない言葉、誰も本気で聞かない言葉、これらを真実であるかのように報道する言葉の数々。これらは、単なる空気の振動、あるいは単なるインクの流出にすぎない
▼発言への責任、それがなければ言葉は意味・価値を失ってしまうのだ
▼「責任」とは、公での自らの発言を変える場合、その変化を公の場で明確にすることである
▼変化が悪いというのではない。必要なのは、変化する自分を直視することなのだ。
(千葉 榮爾)週刊「世界と日本」第2140号

 

 ヤジ一つが独裁者を失脚させた。1989年末、ルーマニアのチャウシェシュク大統領は共産党支配のタガを締め直すべく、8万人の国民を首都の広場に動員した
▼全国テレビ中継の大統領演説が始まると、「ウソだ!」と誰かが大声でヤジった。それは瞬く間に万波を呼び、収拾がつかなくなった。不満がうっ積していたのだ
▼危険を感じた大統領夫妻は、国外に逃れようとして捕えられ、即日公開処刑に。24年間2300万国民に君臨した圧政者のあっけない幕切れだった
▼ルーマニアは米ソ冷戦でソ連からの独立路線を取っていた。そのチャウシェシュクの失脚は、人口構成も似た北朝鮮に強烈なショックを与え、故・金正日総書記は体制保持のために核開発に踏み切ったという
▼今、核放棄を米国に強く迫られている北は、この歴史的教訓を簡単に捨てるはずがない。にもかかわらず前のめりの韓国。そんな認識が米国で広がっているようだ。
(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2139号

 

 「内外ニュースの論調が最近変わってきてませんか」という問いを読者の方々から受けることがあります
▼創業者長谷川才次の頃も含め、1960~70年代は、マルクス・レーニン主義の「妖怪」が闊歩していました。内外ニュースの「正論」は、それ故、正に「正論」であり得ました
▼しかし、マルクス・レーニン主義のデマゴギー(悪宣伝)が崩壊した後、革新に対するだけの言辞としての正論は、その崩壊と共に一応その使命を終え、その反動からか、正論自身が逆方向のデマゴギー化する危険を帯びてきています
▼私は、「保守」とは時代の変化に対応する形で漸進的に改革を進める態度のとり方であり、極端な急進主義を抑制する、その意味で、秩序を維持するための「永遠の微調整」を図っていくことに、保守の本義があると捉えています
▼読者の方々の問いは、この保守理解の違いに起因しているのではないかと思いますが、どうでしょうか。
(千葉 榮爾)週刊「世界と日本」第2138号

 

 「米中が新冷戦に」という記事が各国を賑わす。株式市場でも大波乱要因だが、帰趨はまだ見えない
▼米ソ冷戦はキューバ危機がピークだった。当時在米していた私には、肌身に感じる緊張感があった。車でカナダまで逃げた米国人一家がいたほどだ
▼ケネディ米大統領がキューバを海上封鎖し、ソ連艦船が突破すれば撃沈すると宣言した。直前にソ連のフルシチョフ書記長が、キューバからのミサイル撤去を命じて危機を脱した
▼今話題のユヴァル・ノア・ハラリの新著『ホモ・デウス』は、先進国が戦争、飢饉、疫病をほぼ抑圧し、人間が神に代わって死の克服を目指す新段階にあるという。それがまた冷戦へ逆戻りというのか
▼米中にはトランプ、習近平という強烈な個性の指導者が登場し、危機を増幅させる。両国から相応の信頼を得ている安倍首相に調停への期待が高まるが、「日米基軸に中国とも友好」には、相当な覚悟と高度な戦略がいる。
(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2137号

 

 民族学者柳田國男によると、昔は「障害者」は大変大事にされていた
▼これは脳性マヒの友人の自説であるが、例えば大昔は、火は生活に欠かせない大事なものであった。火を守る人、すなわち火男は老人か脳性マヒ者ではなかったか
▼火種を絶やさず守るということは、山で獰猛(どうもう)な獣と格闘する以上に大事な仕事であったのではないか。火をいじるから、ひいじり、ひじり、聖であった
▼火男は「ひょっとこ」でもある。日本の舞いや踊りは、優雅に踊るが、「ひょっとこ」の踊りは、ギクシャクとしてぎこちない。ぎょろっとした目、とがって曲がった口と、あれはどうみても脳性マヒだという意見である
▼この意見は大切なことを指摘している。あらゆる条件を持つ人間の、有効性を出しあう世の中づくりという観点からである
▼この「世」は、生産性とは関係なく、あらゆる条件をもつ人間が出会う「鳥もち」のような世である方が、人にとって居心地が良いのだ。
(千葉 榮爾)週刊「世界と日本」第2136号

 

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