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一味清風

 新型コロナウイルスは日本経済を直撃したが、世界で既に力を失っていた先端技術分野への影響が拡大することも深刻だ

▼米国の巨大IT企業群GAFAには中国企業ファーウェイ、アリババなどが続く。5G(第5世代移動通信技術)とその先を見据えた6G、さらに記憶容量で今の数百倍の電子コンピューター開発でも、日本は既に米中の周回遅れだ

▼日本企業の脱落理由について、国際企業の専門家に聞いた。先ず過去の大量生産時代の成功体験を脱却できないこと。また新情報部門に権限を与えず、旧組織が社内をがんじがらめにしていること

▼それに経営陣の不勉強が、激烈な世界競争下での企業生存の足かせになる。その結果、先端分野の論文数と被引用数の大幅低下を招いている

▼メディアの責任も大きい。三菱ケミカル小林喜光会長は「過去の業績に与えられるノーベル賞受賞に大騒ぎするのは、本末転倒」と未来志向の欠落を指摘する。

(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2170号

 

 久しぶりに静かな京都を歩いた。「スイてます嵐山」というコピーの貼られた嵯峨野にしても、花見小路・錦市場にしても、これまでの三分の一から四分の一の人出だという

▼言うまでもなく新型コロナウイルスの影響だ。中国人観光客のみならず内外の旅行客も激減し、地元の人も外出を控えるようになっている。この悪疫の一日も早い退散と速やかな日常生活の回復を願うばかりである

▼これを機に一寸立ち止まって考えてみたいのが、これまでインバウンド4千万人などと旗を振っていた政府の観光振興策である

▼そこでは目先の利益や経済効果ばかりが強調され、その負の側面が切り捨てられてきたのではなかったか

▼今回の問題はその負の例だが、よく言われるオーバーツーリズムを含め、これらが国民の安全や健康、平穏な地域の暮らしを破壊するようなことがあってはならないことを、あらためて肝に銘じるべきであろう。

(舩橋 晴雄)週刊「世界と日本」第2169号

 

 中国にとって今年は多難な年になりそうだ。新型コロナウイルスは地球規模で猛威を振るい、発生元・中国の初期対応が非難をかう。1月の台湾総統選挙、立法委員選挙では、中国批判派の民進党が勝った

▼この選挙には一連の香港民主化デモが大きく影響した。新型肺炎の進展次第では、東京オリンピックや習近平主席の国賓訪日にも影響が出かねない

▼台湾総統選挙の事前予測で、得票率を的中させた台湾問題専門家、東京外語大・小笠原欣幸(よしゆき)准教授に話を聞く機会があった。再選された蔡英文総統は、台湾独立派と親中派の中間だ

▼台湾主体性派というべき位置づけで、親米、親日の現路線を守る。統一に向け一歩でも進めようと「一つの中国」を強調した習主席の最近の演説に、明確に反対する台湾の民意を示したのだ

▼日本外交は台湾の現状の一方的変更には反対だ。活発な民間外交こそ、台湾の現状維持に貢献すると小笠原氏はいう。

(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2168号

 

 今年のダボス会議は「環境」一色であったようだ。中でもスウェーデンのグレタ・トゥンベリさんとアメリカのトランプ大統領の“対決”が世界の注目を集めた。一方、日本は未だ石炭火力に固執しているとして多くの批判にさらされた。そこにはかつて環境先進国として世界の注目を集めた面影は微塵もない

▼グレタさんに対してアメリカのムニューシン財務長官から、大学で経済学を学んでから出直してこいというような尊大な発言があったという。ウォールストリートの拝金主義の権化のような人物がいかに世界を捉えているかを覗わせるエピソードであるが、長官が暴露しているように、これまでの「経済学」が、ありもしない仮定の上に、経済成長だとか、資源の最適配分だとか、利益の極大化だとかを鼓吹し、地球環境の破壊に加担していたことは否定できない

▼時代は変わったのである。今こそ新しい経済学が求められている。

(舩橋 晴雄)週刊「世界と日本」第2167号

 

 今年の世界にとって最大の注目点は、米国の覇権に中国がどこまで影を落とすかだ。米中の覇権争いは「民主主義」対「全体主義」の側面を持つが、フランスの著名な歴史学者エマニュエル・トッドは、中国に分がないと言い切る

▼中国の出生率は低下し続け、高齢化も進む。経済成長もピークを過ぎた。香港で続く反中国抗議デモに助けられ、台湾の総統選挙では独立志向が強化された。習近平主席の内外の強権的取り組みは、世界で対中警戒感を増大させている

▼一方のトランプ米政権は国内の分裂をあおり、国際的には自国第一主義で世界的な指導力の低下を招く。秋の大統領選挙を控え、この傾向は続く

▼対米重視外交も微修正を迫られる日本。貿易では米国を抜いて中国が一位で、日中協商は不可欠だ。米国の孤立主義回帰も中国の露骨な世界秩序挑戦も間違いという説得力を日本は持ち得るか。日本の侮れない軍事力、科学技術力が必須だ。

(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2166号

 

 寿ぐべき新年元旦のトップニュースは、日産自動車前会長の国外逃亡事件であった。全く腹立たしい人物である。さらに腹立たしいのは、この程度の人物を日本経済の救世主のように祭り上げたマスコミ・ジャーナリズムである

▼もういい加減に目を醒ましてほしい。目を醒ませば、グローバリズムとは聞こえがよいが、この手の得体の知れない不良外人があちこちに闊歩していることに気づく

▼国技館で観客に万歳三唱を強要した力士、何十社という会社の株式を大量に買い漁り、法外な値段での引き取りを要求したアクティビスト、さしたる業績もないのにチヤホヤされて日本研究者を気取る学者など、枚挙に遑がない。彼らの、お人好しの日本人につけ込むあざとさには目を背けたくなる

▼今年はそういう連中に対して毅然とした対応をとる一年であってほしい。「蟻の一穴」という言葉があるが、我が国の良き礼節が失われることを怖れる。

(舩橋 晴雄)週刊「世界と日本」第2165号

 

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