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一味清風

 「米中が新冷戦に」という記事が各国を賑わす。株式市場でも大波乱要因だが、帰趨はまだ見えない
▼米ソ冷戦はキューバ危機がピークだった。当時在米していた私には、肌身に感じる緊張感があった。車でカナダまで逃げた米国人一家がいたほどだ
▼ケネディ米大統領がキューバを海上封鎖し、ソ連艦船が突破すれば撃沈すると宣言した。直前にソ連のフルシチョフ書記長が、キューバからのミサイル撤去を命じて危機を脱した
▼今話題のユヴァル・ノア・ハラリの新著『ホモ・デウス』は、先進国が戦争、飢饉、疫病をほぼ抑圧し、人間が神に代わって死の克服を目指す新段階にあるという。それがまた冷戦へ逆戻りというのか
▼米中にはトランプ、習近平という強烈な個性の指導者が登場し、危機を増幅させる。両国から相応の信頼を得ている安倍首相に調停への期待が高まるが、「日米基軸に中国とも友好」には、相当な覚悟と高度な戦略がいる。
(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2137号

 

 民族学者柳田國男によると、昔は「障害者」は大変大事にされていた
▼これは脳性マヒの友人の自説であるが、例えば大昔は、火は生活に欠かせない大事なものであった。火を守る人、すなわち火男は老人か脳性マヒ者ではなかったか
▼火種を絶やさず守るということは、山で獰猛(どうもう)な獣と格闘する以上に大事な仕事であったのではないか。火をいじるから、ひいじり、ひじり、聖であった
▼火男は「ひょっとこ」でもある。日本の舞いや踊りは、優雅に踊るが、「ひょっとこ」の踊りは、ギクシャクとしてぎこちない。ぎょろっとした目、とがって曲がった口と、あれはどうみても脳性マヒだという意見である
▼この意見は大切なことを指摘している。あらゆる条件を持つ人間の、有効性を出しあう世の中づくりという観点からである
▼この「世」は、生産性とは関係なく、あらゆる条件をもつ人間が出会う「鳥もち」のような世である方が、人にとって居心地が良いのだ。
(千葉 榮爾)週刊「世界と日本」第2136号

 

 「北朝鮮の金委員長の関心は体制存続だけ。最大保険の核を最後まで手放すはずはない」と元米CIA分析官。対北交渉ではこの認識が鍵だ
▼ロシアのパブロフ外相は国連演説で「偉大な国家は他国を屈服させるよりも、模範となることで世界を導く」とトルーマン元米大統領の言葉でトランプ米大統領を皮肉った。その通りだが、ロシア外交にも当てはまるのでは
▼米国第一を唱え続けるトランプ大統領も、本音は「ミー・ファースト」ではないか。中間選挙で勝利し、その先の再選を視野に「最も大事なのは自分」というのが、世界かく乱戦略の本質だ
▼政治家は皆、地位保全を最優先する。中ロの指導者は、ほぼ絶対権力を手にしたからあまりぶれないが、逆に領土問題などで柔軟性を欠く
▼新発足した安倍政権は沖縄基地問題が安定を揺るがす。安保を米に依存する基本構造の上に、世界の曲者(くせもの)相手の連立方程式だから、その解にどこまで迫れるか。
(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2135号

 

 今回の総裁選では、安倍さん側と石破さん側との間で、奇妙な言葉のやり取りがなされた
▼石破さんが「正直、公正」をスローガンに掲げ、それに対して安倍さんの支持派から「野党のようだ」と批判が出、石破さん陣営から「個人攻撃は控えて」との声が出た
▼このやり取りに対して、コラムニストの小田嶋隆さんが「あるすし屋が『清潔』というスローガンを掲げたら、不潔だと気にしている別のすし屋が『個人攻撃はやめろ』と怒るようなものだ」と指摘、続けて「すし屋は清潔なのが当たり前のように、『正直、公正』は政治家の目標ではなく、前提。対抗馬がそんなスローガンを掲げること自体が異常だ」と言う
▼この異常なやり取りが交わされた総裁選で勝利した安倍さん。ただ、安倍さんの4選はないのだから、この総裁選は安倍政権の始まりと終わりのスタートといえる
▼果たして、今後の候補者間では、どんなやり取りが交わされるのだろうか。
(千葉 榮爾)週刊「世界と日本」第2134号

 

 「プーはいかん! わしに似てるじゃないか」と主席自身が言ったのか、それとも下僚の勝手な忖度(そんたく)か
▼米ディズニーの人気キャラクター「クマのプーサン」の映画『プーと大人になった僕』を中国が公開禁止にしたという。全米で今大ヒット中だが、禁止の理由として伝えられるのが、プーの体形が習近平・国家主席にそっくり、というのだから笑わせる
▼過去にも同様のケースが検閲対象になり、民主派が主席を指す隠語にプーさんを使っているというから、政府には当然の措置かも。類似のことが北朝鮮で起こったら、金正恩委員長が激怒しそうだし、ロシアもプーチン大統領が見逃さないだろう。独裁国家の体質だ
▼世界は支配者にとって不快なノイズに満ちる。「これを強制力でカットする自由を持つのが独裁国家」と評論家の内田樹氏
▼政府に不満たらたらのマスコミがある日本だが、近隣を見渡せば、この自由の貴重さを改めて思う。
(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2133号

 

 個人的体験だが、ある時、あるアナキスト団体に呼ばれて天皇制論議を交わした時のことである。そこでは主催者の中心的方々が、国家のみならず家庭も権威主義的なものだから廃止しなければと言っていた。一方、人と人のつながり、連帯を強調していた
▼まあ思想は自由だから何を思い、何を言おうと勝手だ。ところが、会が終わっての雑談になった時、その同じ人間が、「そういえば最近、息子が言うことを聞かなくて困る」なんてボヤいていた。家庭という権威主義・ミニ国家を破壊しようと言ったその人間がである
▼最近、公的な発言と私的な発言を使い分け、口先だけで状況に適応するのを旨とするこの手の知識人? が多すぎはしないか
▼言葉は、人生観、歴史観から発したものでなければ、雲散霧消する。それが言葉の相場なのだ
▼彼等の言葉は、単なる空気の振動であり、表現された文字は単なるインクと紙の流出に過ぎない。
(千葉 榮爾)週刊「世界と日本」第2132号

 

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