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一味清風

 内閣改造が、安倍内閣の支持率低下を逆転させるきっかけとなるか。また民進党の執行部一新が、都議選などで示された人気離散を回復させるか。両現象は相互に密接不離で、日本の政治の近未来を占う指標になる
▼2009年の民主党への政権交代は、浮動票と呼ばれる無党派層がもたらしたものだ。自民一強支配に飽きた有権者の多数が民主党に投票し、二大政党時代の到来を予感させた
▼しかしその期待はすぐしぼみ、3年後には自民党の政権復帰が実現した
▼その自民一強支配にも、今人気低落が続く。近い将来の国政選挙で、もし自民党の人気回復か、民進党中心の野党連合進展かが明確にならなかったらどうか。それはそれで有権者の政治離れが進み、長い沈滞を招来するかもしれない。その回避は政治家の責任であり、有権者の政治的成熟度によるだろう
▼今後相次ぎ行われる大型の地方選挙で示される民意を、先ず注視したい。
(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2107号

 

 

 一番触れにくい問題として「神」のことがある
▼時代が進めば進むほど、「神から解放」された人間は自分を過信する。自分の判断が一番正しいと思い、多数の判断ならばさらに正しいと思う、それが民主主義だと言う
▼しかし、歴史上、今まで、どれほど多く興奮し、狂乱した多数の判断(民主主義)のもと残虐な戦いを引き起こし、起こされてきたか。特に自分のことしか考えず、他人への思いやりを忘れた近代人の「判断の集合」が、どれだけ狂った選択をしてきたか
▼このことを想う時、私は常に米国の神学者ラインホルド・ニーバーの次の祈りの言葉を思う。「神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの『冷静さ』を与えたまえ。そして変えることのできるものと、変えることのできないものとを識別する『知恵』を与えたまえ」
(千葉 榮爾)週刊「世界と日本」第2106号

 

 

 「強くなくては生きていけない。でも優しくなければ、生きる価値がない」―私の好きな米推理作家R・チャンドラーの小説で、主人公の探偵が吐く言葉だ
▼これを会社経営に生かして成功したアサヒグループHDの小路明善社長の話が、読売新聞に出て感動的だった
▼業績難で多くがリストラされたが、「まじめに働く社員の声を大事に」という先輩の去り際の言葉が身にしみた。同氏は「リストラは2度とすまい」と心に誓って経営者になり、強い経営と社員にやさしい方針を両立させた
▼業績は大ヒット商品で急回復し、ビール業界首位に躍り出た。苦しい中で挑戦し続けた社員が原動力になった。「強さ」は経営者なら皆掲げる目標だが、「社員にやさしく」とセットは困難だ。同社は社員の離職率が1%を切る
▼ノルマと残業を強いる会社が多い中で、社員を人間らしく扱い、やる気を引き出す社風が結局勝利するという事実は重い。
(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2105号

 

 

 「私事」から書き始めることをお許しいただきたい
▼最近、牧師をしていた友人が「もう語れない」との一言を残して自死した。彼は教会に集う信者のみならず、東日本大震災で家族を喪った方々、特にその方々の精神的後遺症に、「生き残ってしまった者」としての責任から寄り添い、その方々の「言葉」を聞くことに徹した
▼その方々の言葉―あるとき天井を駆け回る亡くなった息子の跫音を聞いた。妻の姿を庭先で何回も見た―などの言葉だ。彼はまた、下北・恐山まで出向き、「イタコ」さんを通して、亡くなった方々の思いを聞き、それを遺族の方々に伝えたりもした
▼そのとき彼は、「成仏してどっかに行っちゃうんだったら、成仏しない方がいい。そばにいて、いつも出てきてほしい」という遺族の言葉を聞いていた。理屈の言葉ではない
▼その彼が亡くなった今、私も同じような言葉を発したい気持になっている
▼まだ、震災は終わってはいないのだ。
(千葉 榮爾)週刊「世界と日本」第2104号

 

 発足後5カ月になるのに、各国ともトランプ米政権との距離の取り方に悩む。「米国や世界をどこへ導こうとするのか」が明確でないからだ
▼5月末に開かれたG7サミットでも、難民問題や地球温暖化対策で米国とEU諸国が対立した。ドイツのメルケル首相は「欧州が他国を当てにできた時代は終わった」と述べた。これはEUが米主導の戦後秩序の終焉を認めたものだ
▼脱会宣言の英国以外にEUの団結は固いのに比べ、日本は近隣諸国と対立を抱えるから、対米中心外交の修正は困難だ。ただ弾劾の声さえあるトランプ政権下の米国に対しては、自主外交が必要な場面が増えるのではないか
▼米民主党の中枢にいた政治学者ズビグネフ・ブレジンスキーは、日本が経済的に絶頂期にあった時『ひよわな花・日本』を書き、経済にしか存在を示せない日本を批判した
▼その経済も不振の今、改めて国の在り方に問題を提起されている気がする。
(宮本 倫好)週刊「世界と日本」第2103号

 

 反核運動を展開する人々の言葉の中に、核戦争は地球の破滅を導くという言葉が見受けられる
▼この人々の言葉には「核戦争の結果は、人類の絶滅」という前提がある。しかし、そうだろうか
▼核兵器であろうが通常兵器であろうが戦争は戦争なのであり、戦争は勝者と敗者があり、戦後処理をどうするかということでは同じではないのか。反核論は勝者なしの人類絶滅論になっていはしないか。以前、エコロジストの間から終末論が出てきた。こんどは反核で終末論が唱えられる。人間の知識・科学技術でもって、私たちは核を作ってしまった。この行為は原罪的行為であり、元に戻すことはできない
▼冷静に見てみよう。反核運動は「核」を御本尊とする一種の宗教運動になっていると言える。しかし、この運動の有効性を確かめる手段は、悲しいかな核戦争が起こること以外にない。私たちは、この悲しさ・矛盾にもう気づいてよいのではないか。
(千葉 榮爾)週刊「世界と日本」第2102号

 

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