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内外ニュース懇談会 講演要約

講演
これからの政治課題を考える

衆議院議員
自由民主党幹事長 谷垣 禎一 氏

2015年3月10日に開催した内外ニュース東京懇談会で「これからの政治課題を考える」と題して講演し、バランスのある議会政治のあり方および当面の政策について語った。


 皆様こんにちは。自民党幹事長の谷垣禎一でございます。

 今、司会の方から、昭和20年のきょう3月10日は、東京大空襲の日だったと・・・。実は私、昭和20年3月7日の生まれで、母にとっては鮮烈な思い出だったのだろう、「あなたが生まれてすぐ東京大空襲だった。大変だった」という話を、耳にタコができるぐらい聞かされた。そういう記憶もだんだん風化していくことはやむを得ないことだが。

 また、明日3月11日は、東日本大震災から4周年。これはまだ風化させるわけにはいかないので、私たちも全力を挙げて取り組みたいと改めて思った。

振り子状況の脱却が一つの出発点

 昨年12月の総選挙で自民党は、前回と横並びのような291議席という勝利を得させていただいた。自民党結党以来、290を超える議席を2回連続獲ったことは今までになかった。この選挙結果をどうみていくかが、今、私たちが日々仕事をする時の、一つの出発点と言うことができると思う。

 小泉(純一郎)さんの郵政解散以来、選挙は1回ごとに、大勝したと思ったら次の回は大敗する。その間に政権交代も起こるという、振り子状況が続いてきた。しかし、1回は大量に勝ったが、次はそのほとんどが落選してしまうことになると、政治家が順調に育たない。

 人を育てるのは難しいなと思っていたが、今回2回続けて勝たせていただき、1年生議員の大半が2年生議員になることができた。そういうありがたい結果を大事にして、きちっと選挙区に根を張り、選挙区の声をしっかり吸い上げることができるように、若い議員たちを成長させていかなければならない。

 12月の選挙、これは私の直感だが、今までの大勝利の時は追い風を、これは必ず勝つな、と非常に感じながら選挙をしてきた。ところが今回は、向かい風の選挙でもなく、追い風の選挙でもなく、何となく燃え上がらないうちに終わってしまったというのが正直なところだ。

 それは、振り子のような政治を終わらせて、政治を安定させたいという国民の大きな思いがあって、必ずしも自民党でなければならないわけではなかったが、ほかに選択肢がなかった、ということではないかと私自身はそう思っている。そうである以上、やはり脇を締めて、しっかり緩みのないようにやっていかねばならないなと、自分に言い聞かせている。

 追い風でもなかったのに勝てたのはなぜか。率直に言うと、野党の存在感が極めて乏しい選挙であったと思う。

 3年3カ月担当した民主党政権には二つの大きな問題点があった。

 一つは、政権交代をして、自分たちが自民党の代わりに政権を取ろうということでは一致していたが、何をやるかという議論が生煮えだった。もう一つは、政権運営のスキル、ノウハウが非常に乏しかったことだ。

諸外国が理解できる国会審議を

 そして今、日本の政治を議論する方の多くが、どっちの方向で政治を批評するか、道筋をつけるかに迷っておられる、「惑いのシーズン」に入っている。こういう感じがする。

 政策面に触れると・・・。メディアの中にも、安倍さんは、世界のどこまでもアメリカと一緒に戦争する気だとか、徴兵制を布くのだとか、とんでもない誤解がたくさんある。

 中国のある方から、集団的自衛権の見直しとは、「中国を仮想敵国とする意味ですか」という問いかけを受けたことがある。私は「引っ越しの利かないお隣を仮想敵国と考えるようなことは、われわれはしておりません」と、すぐ答えた。

 ただ、今まで世界の中で1つの国が急速に力をつけてきた時は、いろんな問題が起こったことも事実だ。だから中国が非常に力をつけていく時に、中国はどういうふうに自己主張されるか、そして、われわれはそれにどう対応していくか、に関してはわれわれも注意深くみている。「そういう気持ちが日本にあることはご理解ください」ということを申し上げたことがある。

 湾岸戦争の時、サダム・フセインがクウェートを攻めて、日本はその後どうしたか。大枚のお金を拠出したが、全然評価されなかった。あの時に、「それぞれの地域の平和や安全に対し日本も、もう少し前に出てほしい」という国際社会の見方があることを、われわれは如実に感じた。

 そこで最初は、経済その他で国際貢献をやってきたが、それだけではやっぱり足らないのだという流れの中での、集団的自衛権だ。アメリカと一緒になって、どこでも戦争をやろうということではない。

 今、「新3要件」と言われている。これは、確かに集団的自衛権では憲法の解釈を変えたわけだが、今までの9条解釈の基本的な路線は踏まえている。

 私たちは日本が周辺諸国に脅威を与えないように慎重に進めてきて、その1つの仕上げの段階として、いろいろな地域の安全や安定についても、もう少し前に出て仕事をしようという歩みをしている。

 今まで、いろんな国際的な問題で日本は、平和を基調とした、そしてルールを重んずる解決法をいつもやってきているという点では、高い評価を得ているので、自信を持って進めていったらいいのではないかと。

 今の切れ目ない安保法制をつくっていくことも、そういう日本の歩みの1つの結論であると。私はそんなふうに思っている。

 こういう法制は、国民の理解はもちろんだが、周辺諸国から、なるほど「日本の考えていることはそういうことなのか」と、十分理解していただくことも必要だ。何を考えているのかわからない、ブラックボックスみたいだとなれば、いろんな物事が起こった時に、双方が対処していくのが難しくなる。

 諸外国が十分ご理解できるような国会の審議を考えていかなければならないのではないかと、私は思っている。

 

※全文は月刊『世界と日本』第1250号に収録されます。また、要約は週刊「世界と日本」2050号に掲載されます。

 

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